鳴子温泉の魅力は、温泉だけではありません。
鳴子温泉の名産品「鳴子こけし」。
昔ながらのスラリとした形、ぽってりとしたまあるい形…愛らしい表情のこけしは、見る人の心を和ませてくれます。
鳴子温泉とこけしの歴史
鳴子のこけしが作られはじめたのは江戸時代末期のこと。
各地から湯治に来た客がお土産として購入し、全国に広がっていったのです。
こけしの形を作る「木地師」の技術は、江戸時代よりはるか昔、平安時代のころにさかのぼります。
近江(今の滋賀県)にいた惟喬親王(これたかしんのう)が発案した木工技術(ろくろ)を受け継いでいるそうです。
鳴子こけしの特徴は、首を回すと「キュッキュッ」と音が鳴ること。
「ろくろ」でこけしを回しながら、摩擦熱を利用して頭と胴体をつなげているのだとか。
鳴子こけしを手に取ったら、ぜひ鳴らしてみてくださいね。
1975年(昭和50年)には「日本こけし館」が誕生し、鳴子はこけしを愛する人たちの集う街となりました。
鳴子温泉の街中には
こけしモチーフがたくさん!
こけしモチーフがたくさん!
そこでおすすめしたい鳴子の楽しみ方が、温泉街のこけしめぐり。
鳴子温泉の街中にはこけしモチーフがたくさんあり、思わず写真に撮りたくなる景色も数多くあります。
ここからは、鳴子温泉のこけしめぐりをとことん楽しむためのポイントをご紹介します。
町内こけしさがし
鳴子温泉街を歩いてみると、あちらこちらでこけしと出会うことができます。
こけしのオブジェにこけしの壁絵など、出会える形態はさまざまです。
街のあちこちで待っているこけしを探して、街中を探してみてはいかがでしょうか。
鳴子温泉駅前の「こけしの顔はめ」は、記念撮影にピッタリのこけしスポット。
家族や友人同士で記念撮影を楽しみましょう。
街を散策すると見かける、大きなこけしの頭が乗っている「こけしポスト」もインパクト大。
一緒に並んで写真を撮ると、こけしの頭の大きさに驚くかもしれません。
足元にもご注意を。
ご当地マンホールにもこけしが描かれています。
こけしの形そのものが見られるのは「温泉神社」や「ほっとパーク」「ゆめぐり広場」。
壁に描かれたかわいいこけしたちも見逃さないでくださいね。
こけし店(こけしの購入や絵付け体験など)
鳴子温泉には今も多くのこけし店があり、工人さんが熟練の技でこけしを製作しています。
家族経営の小規模な工房が多く、アットホームな雰囲気のお店も少なくありません。
ろくろを回してこけしを成形している様子を見学出来る工房や、絵付け体験ができる工房もあります。
個性豊かなこけし店で、職人技の光るこけしの購入はいかがでしょうか。
伝統的なこけしだけでなく、ひな飾りや五月人形などのユニークなこけしもあり、見て回るだけでもワクワクしますよ。
体験で、自分だけのオリジナルこけしを作って、旅の思い出にするのも素敵です。
小規模なお店が多いため、絵付け体験や工房の見学はぜひお問い合わせを。
事前に予約することをおすすめします。
大江戸温泉物語 幸雲閣の売店
こけしめぐりを終えた後は、当館の売店にもぜひお立ち寄りください。
売店では、大小さまざまなこけしやこけしグッズをご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。
かわいいこけしやこけしグッズをゲットしてくださいね。